「なかなか合う靴が見つからない」とお悩み方の足を計測すると、ほぼ100%の方が自己申告サイズと実際の足のサイズが異なっているんです。と言うのも、健康診断で身長、体重なんかは計測しますけど、足を測った経験のある人などほとんどいないからです。
また、足は長さだけではなく幅や甲の高さも人によって千差万別です。足の傾きや筋肉の強弱によっても合う靴が違ってきます。ここまで自分の足について知ることができれば、きっとあなたに合った靴を見つけることができます。
*まずはシューフィッターによる足の計測がお勧めです。
今はネット通販などで「自分で足を計測するキット」などを利用するケースがありますが、素人が自分で足を測っても正確な寸法を出すことは難しいのです。シューフィッターの資格を得るためには最低でも50人以上の足の計測をしなくては合格できません。(通常は100人以上の足を計測します)
ですので、足の計測は信頼できるシューフィッターのいる靴屋さんで行うのが一番確実です。
足の計測の際に大切なのは正確に足の寸法を知ることだけではありません。足の傾きや骨格や筋肉の特性、体重が乗っているときと、そうではないときの変化についても確認する必要があります。
足の寸法を測るだけでしたら現在は機械(スキャナー)で正確に計測することができますが、足の変化については経験を積んだシューフィッターなどのプロに及びません。
出来れば靴のプロによる計測をするのがお勧めです。
シューフィッターのいる靴屋さんは認定機関のFHAのホームページで簡単に見つけることができます。
*FHA(足と靴と健康協議会)シューフィッター検索ページ
*日本だけ靴選びの基準が違う?
世界中で日本だけが靴選びの基準が違っていると言われています。他の国では「快適に歩けること」が第1の基準ですが、日本だけ着脱の簡易さが靴選び際のの1番の優先事項なのです。簡単に脱いだり履いたりできる靴は、簡単に脱げてしまい歩きにくい靴でもあります。しっかりと紐やベルトで足を固定させて靴を履く時間はわずか30秒ほど。その靴を履いて外出する時間は数時間。日本人は30秒を優先して外出の数時間を犠牲にしているため靴を原因とする足のトラブルが多いという学説もあります。
「そうは言っても、外国人は一日中靴を履いているけど、日本は靴を脱いだり履いたりする回数が多いんだ!」って言う方も多いかと思います。これも誤解で、日本以外にも玄関で靴を脱ぐ文化の国はたくさんあります。彼らは一日中同じ靴を履いているのではなく、外出時と家の中にいるときに靴を履き替える文化の国も多いのです。
もちろん外国人も靴ひもを締めるのは面倒なのは同じです。(同じ人間ですものね)ですので、家の中では着脱な楽なスリッポンなどを履いているのです。
それでも靴ひもを結ぶのが面倒な人は、ファスナーやマジックテープなどで簡単に着脱ができる靴をお勧めします。こうして靴選びの基準を「歩きやすさ優先」に変えるだけで「なかなか合う靴が見つからない」と言う悩みの多くを解決することができるのです。
*「お洒落な靴は足を痛める」の誤解・目に見えない部分にこだわった靴
「お洒落なパンプスを履きたいけど、足を痛めるから諦めている」「私の足にはパンプスは合わない」と言うご相談が寄せられます。
確かにスニーカーやウォーキングシューズに比べるとお洒落な靴は歩きにくいのを否定はできません。パンプスなどのお洒落な靴はフィッティングが難しいのも確かです。でも、適切な靴選びをすればお洒落な靴でも足にピッタリっと合って快適に歩けるものがあるのです。
まずは前出の通りシューフィッターなどの靴のプロに足を計測してもらい、そのうえで靴選びをすると快適に歩けるお洒落な靴が見つかる可能性が高くなります。
そして、同じように見える靴でも目に見えない部分までしっかり作られた靴を選ぶようにしてください。快適に歩ける靴は、踵周りのカウンターと言われる芯材や、靴底のシャンクと言われる部品など目に見えない部分が丈夫に作られています。また、靴のウエストと呼ばれる(足の土踏まずの部分)場所ができるだけ絞り込まれた靴が快適に歩ける靴です。
こうした目に見えない部分をしっかり作りこむと製造原価が高くなってしまいます。逆に安く作ろうと思ったら、こういったところに手抜きをすれば見た目は美しく、お手頃な価格(しかも利益も出る)靴が出来上がるのです。一般的に販売されている靴の多くは残念ながらこういった靴です。
「合う靴がなかなか見つからない」と言う方は「今までパンプスで快適なものはなかった」と諦めず、ぜひ靴のプロのいるお店で見えない部分までしっかり作りこまれているかまで注目して靴選びをすることをお勧めします。きっとピッタリと足に合った歩きやすくお洒落なデザインの靴に出会えるはずです。
*男性も外反母趾が多い?「ヒールが外反母趾の原因」と言う誤解
外反母趾に悩む男性が何人もいらっしゃいます。多くの方は恥ずかしそうに「実は外反母趾なのですけど」と相談に来られます。中には「僕はマニアではありません」って予め断りをいれる人もいます。
これは「外反母趾の原因はヒールの高い靴」と言う常識の誤解から来ているんです。
確かに高いヒールの靴は外反母趾の原因の一つと言われていますが、現在の整形外科学会の学説では別に原因があると思われています。自分の足に比べて大きすぎる靴が一番の原因と言う医師もいます。
大きすぎる靴を履いていると足指の筋肉を使わずに歩行をすることになります。その結果、足裏の筋肉が衰え、更に左右のぐらつきが出てしまうことが外反母趾になってしまう大きな要因と言うのが現在の学説の主流です。
日本人は歩きやすさよりも脱ぎ履きの簡便さを靴選びの基準としているため、どうしても大きな靴を選びがちです。更に靴ひもを締めずに履く人が多いのも特徴です。こうした靴を履いていると外反母趾になりやすくなってしまうのです。
何度も述べますが、足を正確に計測し自分の足にピッタリの靴を履くことで、外反母趾の多くを防ぐことができるのです。
そして、不幸にも外反母趾になってしまった場合でも、足にピッタリの靴を履くことで快適に歩くことができるようになります。
*足の臭いを軽減する靴とは?
地球温暖化で気温が上がっています。そこで気になるのが「足の臭い」
足の臭いが気になるからと夏場にはゆとりのある靴を履く方が多いのですが、
実は全くの逆効果なのです。
人間の汗腺は体温調節のために汗をかくようになっていますが、手のひらと足の裏だけは緊張で汗をかくようになっています。これは人間がサルだった時の名残なのだそうで、木の枝などをつかむ際に多少手のひらが湿っていないと滑ってしまうからです。足の裏も同様で、大きくてゆとりのある靴を履いていると靴の中で足が動いてしまうので、滑り止めの汗が出てしまうのです。
と言うわけで、足の蒸れが気になる方は、できるだけ足にピッタリした靴を履くと汗をかきにくくなるのです。
実際に一歩堂スタッフは足にピッタリの靴を履くようになって劇的に足の臭いが気にならなくなり、お客様からも同様の感想をいただいております。
*日本人の足は甲高で幅広の誤解
「私の足は典型的な日本人の足で甲が高くて幅が広い」とおっしゃって、3Eや4Eの幅広の靴を愛用している人が多いようです。
ただ、実際に足を計測すると4E幅の人はほとんどいません。一歩堂では1か月に数人程度です。
逆に細身と言われるE幅よりも狭いD幅やC幅の人は毎日のようにご来店されます。そして、そんな人たちの自己申告サイズは大抵3Eだったりするのです。
こうした細身足の人は、何を履いても靴の中で足が動いてしまうので靴の中で足がぶつかってしまい痛くなるので「自分の足は幅が広い」って勘違いしてしまうのです。
以前「私の足は幅が広いので4Eよりも広い靴が欲しい」とご希望の方がご来店され、足を計測した結果細身のD幅の靴をご提案したら「こんなに幅の広い靴を履いたのは初めて!」と喜んでくださったことがあります。
また、一歩堂に勤務した歴代スタッフの足も多くはD幅で、ピッタリの靴を体験したことがきっかけで働き始めたスタッフもいるのです。
こうしてピッタリの靴に出会うと、歩く際に「脱げないように」と働く無駄な筋肉の動きが無くなるので、疲れが少なく楽に歩くことができるようになります。
*一流ブランドは店舗スタッフも一流
「有名な一流ブランドの商品だから、きっと良い靴に違いない」と有名ブランドの靴を選ぶ人が少なくありません。確かに世界のラグジュアリーブランドは良い作りの商品を販売しているケースが多いようです。
ただし一流ブランドの靴を購入する際はいくつかの注意が必要です。
一流ブランドと言っても出自は様々です。フェラガモのように靴から始まったブランドや、エルメスのように馬具などの皮革製品から始まったブランドなどは、比較的快適な靴と出会える可能性が高いのですが、ファッションからスタートしたブランドはお洒落でも歩きにくい靴になってしまう例が多々あります。確かに一流ブランドらしく良い素材を使っているのですが、その組み合わせがミスマッチと言うことが多いのです。
ですので、お洒落を優先するのならばともかく、ある程度の歩き易さを求めるのならば靴作りが出自のブランドから選ぶことをお勧めします。
また、ブランド品をどこで購入するのかも大きなポイントです。
一流ブランドはデザインやモノづくりに関しては一流と言うのは常識ですが、店舗スタッフも経験を積んだプロが揃っていることが多いのです。ですので、価格は定価となってしまいますが信頼できるスタッフのいる「直営店」で選ぶと、新たにピッタリのサイズを提案してくれる可能性が高くなります。
同じものが安い価格でディスカウントショップで売っていても、残念ながらそこではピッタリのサイズの提案をしてくれません。(だから安く販売できるのです)万が一合わないサイズを購入してしまうと、逆に高い買い物になってしまうのです。
*オーダーすると完璧な靴に出会える?
「外反母趾でもお洒落な靴を履きたい」
「合う靴が見つからないのでオーダーするしか選択しなないのではないか?」
と言う方も多いのではないかと思います。
でも、足を計測すると既製品でも良い靴が見つかる可能性がグンと高まります。実際に一歩堂に「オーダーで靴を注文したい」とご来店の方の多くは既製品で良い靴に巡り合うことが多いのです。
そして、オーダーで靴を作ると「完璧な履き心地になる」かと言うと、残念ながらそうではないこともあります。と言うのも、足は常に変化するからです。歩行の際に地面を蹴るときと空中に足があるときでは大きく寸法が違います。また、一日のうちでも午前と午後で足の寸法が大きく異なる人もいます。
もちろんオーダーで靴を作ると快適な靴に出会える確率は高くなりますが、問題は靴を作る時ではなく、靴が完成して実際に歩いていただいた後に足の変化に応じて再調整ができるかどうかなのです。
一歩堂ではご予約さえいただければ、完成したオーダー靴の再調整を無料で行っています。
また、オーダー靴は履き心地はもちろんですが、自分好みの色やデザインの靴を手に入れたい方にお勧めします。近年は職場環境も変わり男女ともに黒いフォーマルな靴以外で仕事をされる方が増えています。そんな中、ご自身のライフスタイルやお洒落にマッチした快適な靴に出会えるチャンスは少なくなりました。そんな時こそオーダーで自分好みの靴をご注文いただきたいのです。
一歩堂のオーダーシステムは、一から作るフルオーダーではなく、いくつかもパターンの中から選ぶセミオーダーです。でも、皮革の種類が数多くあり自分だけのかなり個性的な靴に仕上げることも可能です。
*インソールで快適な歩き心地に?
足や靴にお悩みの方がインソールを作って靴に装着することで快適に歩けるようにしている人を多く見かけます。実際に外反母趾やタコ・ウオノメで悩む人が整形外科を受診すると、インソールを処方されることが多いようです。
ただ、ここで問題がいくつかあります。整形外科医は全ての人が正しい靴を履いているという前提でインソールを処方しますが、一歩堂で足を計測すると8割以上の人が足に合っていない靴を履いているという現実です。また、サイズだけではなく構造上不十分な靴を履いているケースも多々あります。
どんなに素晴らしいインソールを作っても、それを入れる靴が適切ではないと効果が発揮できないのです。
まだ整形外科医が処方するインソールは正しいものばかりなのですが、問題は市販されているインソールです。数千円~万単位のインソールまで様々なものがありますが、販売するスタッフによって当たり外れが大きいのです。私は正しいインソールを提供できるようになるまで長期間の研修と実践経験を積んできましたが、販売スタッフによっては「なぜ、そのインソールが外反母趾に良いのか?」を全く理解せずに対応しているお店が殆どです。
インソールは利益率の良い商品なので販売したいお店が多いのは分かりますが、利益の多くはお店が適切なものを選び、かつ適正にカスタマイズする「技術料」なのです。
インソールで歩き心地の良い靴にしたい人はお店選びから始めるようにしましょう。
まず足の悩みや症状を伝えたうえで、足を計測しそれに合ったインソールを説明しながら提案してくれるお店でしたら安心です。
逆に、足の寸法だけ聞いて「これがあなたに合うインソールですよ」と言うだけのお店は止めましょう。
良いお店かどうか迷う時には「なぜ、このインソールが私の足に良いのですか?」と質問して下さい。良いお店は論理的に「なぜ良いのか?」を説明してくれますし、ただ販売だけしているお店は説明書以上のことは教えてくれません。
なお一歩堂では、それぞれの足の症状に合わせ(楽に歩くためのもの、より足を鍛えるためのものなど)数種類のインソールをご用意し、お客様の足に合わせてカスタマイズして販売しています。
*歩き方を変えると履き心地も変わる?
「どんな靴を履いても踵が脱げやすい」と言う方にお試しいただきたいことがあります。
胸を張って前を見て歩幅を広げて歩いてみてください。(いわゆる「颯爽と歩く」のです)こうして歩くと、踵が抜けなくなることが多々あります。
と言うのも、靴は元々そのように歩くことが前提で設計されているのです。
踵が抜けやすい方は「靴が脱げないように」と足を引きずり下を見てソロリソロリと歩く傾向があるようです。そのため余計に靴が脱げやすくなってしまうのです。
「正しい歩き方」にするには色々なコツがありますが、歩き方を変えるのは一朝一夕にはできません。「踵から着地して親指を中心に足を蹴りだす」などと意識して歩いても、5分も歩けば元の歩き方に戻ってしまいます。でも「大股で歩く」ってことだけ意識するのでしたら、比較的簡単に歩き方を変えることができます。
簡単ですので、ぜひ挑戦してみて下さいね!
*靴の履き方で快適さが変わる?
ほとんどの靴は踵で合わせ、紐やベルトでしっかり固定すると快適に歩けるように設計されています。
ところが日本人は「正しい履き方」をしている人がほとんどいないので、せっかくの靴も機能を発揮できずにいることが多いのです。
まずは靴ひもを履くたびに締めることを心がけるようにしてください。靴ひもを締めるのに要する時間は和図は30秒ていど。これを励行するだけで快適に歩ける確率や足の問題点が改善することが多いのです。
じゃあ「靴ひもを締めるのが面倒だ」という人はどうしたら良いのでしょう。私は1時間以上外出する場合は紐をしっかりと閉められる靴を履き「ちょっとそこまでの外出」の場合はローファーなどひもを締める必要が無い靴にするなど「履き分け」をすることをお勧めしたいのです。実は一日靴を履いて過ごすことが多い欧米人は、この様に履き分けをしている人が多いのです。
また、靴に靴ひもを通す方法でもフィット感がまったく違ってきます。
ドレスシューズ(いわゆる革靴)では「パラレル」「シングル」「チャーチ式」などがあり、ハトメの間を平行に紐が通るので美しく見えます。
スニーカーではハトメの間を紐が交差するのでしっかり足を固定することが出来ます。ただ、これもハトメの上から紐を通す「オーバーラップ」(履く人から見て紐の交差が山型に見える)とハトメの下から紐を通す「アンダーラップ」(履く人から見て紐の交差が谷型に見える)があります。この紐の通し方で履き心地がまったく違います。
ただ、この紐の通し方にも好き嫌いがあり、東洋人はオーバーラップ、西洋人はアンダーラップの方が締めやすいという意見が多いようです。このため一歩堂ではどんな紐の通し方で入荷されても、必ずオーバーラップに通し直すようにしています。
ただし、お客様のお好みによりアンダーラップに変更することもできます。
(実際、国際大会で活躍する一流アスリートの足元を見るとアンダーラップの選手とオーバーラップの選手がいるので、一概に「どちらが良い」とは言えません)
*「エジプト型」と「ギリシャ型」
足の形には親指が一番長い「エジプト型」と、人差し指が一番長い「ギリシャ型」(資料によっては、全ての指が同じような長さの「スクエア型」もあり)があると言われています。
ヨーロッパの白人には「ギリシャ型」が多く、
日本人に多いのは「エジプト型」なので、親指が曲がりやすいので日本人には外反母趾が多いという学説もあります。
また、それに合ったつま先の靴を選び必要があるとも言われており、つま先の尖ったお洒落な靴を諦めている人も多いのではないでしょうか。
しかし、何人もの白人の足を見てきましたが、彼らの多くは日本人と同じ「エジプト型」です。
ヨーロッパの有名女優の足元を見ると多くがエジプト型ですし、あのマリリン・モンローもエジプト型です!
「エジプト」と「ギリシャ」と言う名称から有色人種はエジプト型が多く、白人はギリシャ型が多いと(ろくに足を見たことのない人が)勘違いされていると私は思います。
また、靴のつま先には「捨て寸」と言われるゆとり(空間)が無くてはいけませんので、どんな形の足であれある程度お洒落な形の靴を選びことが出来るのです。
「私は日本人でエジプト型だからお洒落な靴は履けない」と諦めず、ぜひシューフィッターにご相談ください!
*腰痛に良い靴は硬い靴?
「腰が痛い」「膝が痛い」とお悩みの方がクッション性の高い柔らかい靴を選ぶ傾向にあるようです。しかし(症状にもよりますが)逆に登山靴のような硬い靴にすると腰痛や膝痛が楽になることがあります。
と言うのも、腰や膝が痛くなる原因が「足が左右にぶれる」「足の安定が悪くグラグラする」ことにある可能性が高いのです。そんな人が柔らかいけれどグラグラしてしまう靴を選んだら、ますます症状を悪化させてしまうことがあるのです。
そこで歩行時のクッション性は良いけれどある程度の丈夫さのある靴を選ぶことをおすすめします。左右のブレを軽減することで腰や膝の関節の負担を少なく出来るので、腰痛などを楽にすることが出来るかもしれません。
ただし、これは「サイズの合った靴を履いた場合」ですので、できればシューフィッターなどのプロと相談して靴を選ぶようにしてください。
*写真の靴はクッション性はあるけど左右のブレを極限まで抑えた靴です。